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トナー印刷とはコピー機と同じ構造の機械で行う印刷のことで、別名「オンデマンド印刷」とも呼ばれています。オンデマンド印刷とは版の必要ない印刷方法のことで、パソコンで作ったデジタルデータをそのまま印刷することができます。そのような特性であるため「早い」「安い」がモットーとなりますが、大量印刷には向きません。品質に関しては、現在ではかなり向上しており、細かな文字の印刷などはインクよりもシャープに表現できます。そして、トナーが落ちたり滲んだり褪せたりすることはありません。
しかしながら、粉末粒子であるトナーを静電気で紙に集め、熱と圧力で定着させるので微細な色の表現は苦手です。また、粉末の特性上、凸凹紙への印刷も苦手です。熱と圧が加わりにくい厚手の紙への印刷も苦手です。シアン・マゼンタ・イエロー・ブラック(CMYK)の4色だけを用いて印刷します。

 

 

 

弊社のインク印刷は特殊なインクを使った印刷になります。こちらも版の必要ないオンデマンド印刷方式となります。品質は最大1800dpiの解像度がありとてもキレイです。大きな特徴はCMYKに加えW(白)が自由に使えるところです。黒い紙などでも白を効果的に使って印刷することが可能です。液体であるインクを使う特性上、凹凸の激しい紙でもインクがいきわたり、かすれることなく印刷することが可能です。また、通常のインクと違って耐候性が非常に高い特殊なインクであるため、滲んだり褪せたりすることもほとんどありません。
最大の弱点は印刷に時間がかかるところです。したがって印刷枚数が多くても効率化を図れないため大きな割引はありません。ならびに、大量の印刷を承ることはできません。しかしながら、「紙を選ばない」「白の表現ができる」というメリットは、その他のデメリットを補って余りあります。また、印刷できる紙の厚さにも制限はありません。