繊維を感じるざらざらとした和風紙〈新バフン紙〉で名刺を印刷する

新バフン紙を使った名刺(ショップカード)のおすすめの業種や職種
・飲食 ・物販 ・アーティスト ・意外と洋な職種でも etc

〈目次〉
繊維を感じるざらざらとした和風紙〈新バフン紙〉の特徴は?
新バフン紙 きぬ 180K を使ったショップカードの実例
漆喰と羊毛
洋風にも新バフン紙を
新バフン紙の名刺印刷まとめ

藁のような繊維が見え隠れするリアリティあるファインペーパー 新バフン紙。

新バフン紙 きぬ 180K

繊維を感じるざらざらとした和風紙〈新バフン紙〉の特徴は?

前回のブログで紹介した里紙にも通じるのですが、新バフン紙は手触りの良さと温もりを持ち合わせています。
そのレベルは里紙よりもワンランク上といったところでしょうか。里紙は用紙表面が割とフラットでありますが、新バフン紙はもう少し凸凹しています。
それもそのはず、新バフン紙は日本家屋の土壁をイメージして作られているからです。土壁とは土に藁や砂をまぜてそれを固めた日本古来の天然の壁で、茶室などでよく使われており、千利休も愛した壁とされています。「癒やし」や「温もり」といったナチュラルな雰囲気を醸し出す土壁の風情がお茶の世界観とマッチしたのでしょう。そういった風情を表現するべく開発された紙が新バフン紙なのです。したがって、新バフン紙が飲食店の名刺やショップカードに向いているのは言うまでもありません。

余談になりますが、新バフン紙の「新」とはその名の通り新しいという意味ですが、元々はただの「バフン紙」だったそうです。
バフン?馬糞?
詳しい説明は割愛させていただきますが、要するに藁や麦などので繊維をたくさん含んだ紙ということです。
ネーミングは「土壁紙」でもよかったのでは?とも思いますが、開発者はよりキャッチーな命名をしたかったということでしょうか。

とにもかくにも新バフン紙は手触りや温もりが強く感じられる天然の風合いを持った印刷用の和紙といって間違いありません。

新バフン紙 イメージ1

 

新バフン紙 きぬ 180K を使ったショップカードの実例

さてさて。
今回アップしたサンプル画像は新バフン紙の「きぬという色になりますが、これは温かみの感じられる「血の通った白」とでもいいましょうか、人工さの無い白色です。

新バフン紙 きぬ 180K

いかがでしょう?
見た目にとても優しいくないでしょうか?

紙を留めている木のクリップとめちゃくちゃ馴染んでますよね。
肉眼ではわかりませんが、実はこれ、紙に藁の繊維が混ざっているというのがポイントで、藁とクリップの木とが自然と調和して一体となって目に飛び込むために、私達はこの写真に対して何の違和感も感じません。違和感を感じないということが親しみを覚えることにつながり、やがて親しみが温かみに変わります。これら一連の感覚はすべて無意識のうちに覚える感覚です。そして最終的に「一緒にいたい」「もっといたい」という感覚にたどり着きます。だからおもてなしの場である茶室の壁として土壁はこの上なくふさわしいのです。

また、視覚からこれらの情報を瞬時に読み取ることができるのは人間の感覚が故です。なので、名刺交換の場は大切な場面であり、名刺の紙選びというのは初対面の相手に良い第一印象を与える上でとても重要な要素なのです。接客業などにおいて新バフン紙を名刺やショップカードに使うというのは他の紙に比べ抜群の効果をもたらすことでしょう。

 

漆喰と羊毛

これまで「土壁=新バフン紙」と定義付けてきましたが、
こと「新バフン紙・きぬ」についてはその範疇を超えて他の様々なものに見立てることが可能ではないかと思っています。
きぬという色味によるところも大きいのですが、個人的に「漆喰」や「珪藻土」、「羊の毛」なんかにも見立てることが可能かなと思っています。

漆喰と珪藻土についてはこちらは建築用語であり、土壁と同じく建造物の壁によく使われる素材です。
土壁とはまた微妙に違った雰囲気があり、オシャレなお店の内外壁でよく見かけます。こちらの場合は和風のお店だけではなく、むしろ洋風のお店でよく見かけます。

下の画像が漆喰の壁ですがいかがでしょう?
この白色感が新バフン紙・きぬの雰囲気に似ているのです。

漆喰イメージ

次に羊の毛についてです。
下の画像を御覧ください。
いかがでしょう、新バフン紙・きぬの色に似ていませんか?

でも、壁はわかるけどなぜ羊の毛を連想したの?
って思われるかもしません。
これには伏線があって、印刷用紙、特に特殊紙(ファインペーパー)の領域において、以前「羊毛紙」というデザイナーたちに大変人気の紙が存在していました。
当サイトにおいても取り扱っていたのですが、やはりとても人気がありました。

羊毛紙には本当に羊の毛のようなものが織り込まれており、これが非常に珍しいため独特な雰囲気を醸し出していて、お決まりの

「凹凸→手触り→温かみ」の黄金率

を高いレベルで生み出していました。

しかしながらその取扱の難しさゆえに?惜しまれながら2019年12月に廃盤
メーカーである特殊東海製紙さんも製造に苦労されていたのだと思われますが、私ども印刷屋においてもなかなかの難易度の高い紙でした。当時はなんとかトナー印刷をチューニングして対応していたのですが、たまに対応できない案件などもあって扱いに苦労した思い出があります。

今年誕生した当サイトのインク印刷においては羊毛紙だろうが何の紙だろうが印刷に怖い紙は無いのですが、用紙自体が廃盤になってしまったのは残念で仕方ありません。2年以上経った今でも「羊毛紙ありませんか?」と訪ねて来られる方がいらっしゃるくらいで。。

気を取り直して、当サイトではそんなときに迷わず「新バフン紙・きぬ」を提案させていただいております。
「じゃあそれで」という形でほぼすんなりと代替案でご納得いただけるのですが、おかげさまでその後特に不都合のお声をいただいたことは無く、ご納得していただいていることかと思います。

というわけで、このような伏線があったために勝手ながら新バフン紙を羊毛と連想付けさせていただきました。
いかがでしょう、羊毛紙を忘れられないという羊毛紙フリークの皆様、ここは一度新バフン紙・きぬで印刷を試されてみては?

羊毛紙 イメージ

 

洋風にも新バフン紙を

下の画像はギリシャのリゾート地の画像です。
いかがでしょう、白壁の小屋は新バフン紙・きぬの色味にそっくりじゃないですか?

はい、そうです、新バフン紙・きぬは洋風のデザインにもマッチするんです
一応冒頭の推奨業種として[・飲食 ・物販 ・アーティスト]を挙げさせていただきましたが、私は個人的にブティックやサロンにも向いているのではないかと考えております。もちろんデザイン次第ではありますが、ショップカードを木のクリップで吊るしている画像のお店は美容室のお客様です。違和感無いですよね??

新バフン紙 洋風

新バフン紙を名刺やショップカードに利用される際の注意点として、
これは特殊紙全般に言えることではありますが、「用紙の雰囲気を損なわないデザインを心がける」ということ。
どういうことかと言うと、「空白の割合を大きくする」ということです。

所狭しとグラフィックデザインを配置してしまっては個性溢れる特殊紙の主張とグラフィックデザインとがぶつかり合ってしまい、良さを打ち消し合いかねません
できるだけ「マイナスのデザイン」をこころがけていただくことがおしゃれで存在感のある名刺になると思います。
おっと、マイナスのデザインは面積に限ったことでははく、色数もマイナスするということがとても大切です。

新バフン紙の名刺印刷まとめ

いかがでしたか?
新バフン紙は日本の土壁をイメージした紙なので「醸し出す雰囲気」を第一に考えて設計された和紙風の用紙です。
新バフン紙・きぬにおいてそのポテンシャルは和にとどまらず洋の領域までもたどり着きました。
とはいえ、有色の色味になると「日本の色」を意識した配色のためか和の雰囲気が強くなり、あまり洋には向いていないということは付け加えておきます。

以前紹介した里紙と同様、とてもあたたかみのある紙であるため「人間性を売る仕事」「顔を合わせる仕事」に向いています。

そういったお仕事をされている方はご自身や会社のブランディングの目線から一度新バフン紙を検討されてみてはいかがでしょうか。
エンボスJPではネット通販にて名刺印刷やハガキ(DM)印刷が可能です。

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